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不良債権処理を巡る交渉も緊迫したと報じられている

watasi塔子、伊政府は不良債権の買い取り機関の設立などを検討してきたが、欧州委は公的機関による民間企業の救済を認めない方針で調整が難航していた。
今回の合意では不良債権証券化して売却する際、政府保証をつけると決めた。
証券の売却価格が高くなり、売却による銀行損失を圧縮できる。
保証料に関してはクレジット・デフォルト・スワップの市場価格をベースに算定することで決着。
証券化した債権は欧州中央銀行の資産買い取りの対象となる見通しだ。
もっとも銀行がどれだけ不良債権を切り離せるかは未知数。
保証がつくのは不良債権の中でも資金を回収できる可能性が高い、比較的安全なものに限られる。
このため銀行は回収しにくいとみられる債権の処理になお追われる。
公的機関が直接債権を買い取る手法に比べ、投資家側の需要に影響されやすい面もある。
欧州株式市場では伊銀行の経営不安を受け、18日から関連株が急落。
欧州委のユンケル委員長が大きな金融危機のリスクはないとみていると発 言し、沈静化を図る場面もあった。
EUとの合意が伝わった後も、効果を疑問視する見方から、総じて反応は鈍かった。
イタリアは2011年からほぼ一貫して景気後退局面が続き、15年にようやくプラス成長に転じた。
欧州債務危機後に緊縮政策を強いられてきたこともあり、14年に就任したレンツィ首相はEUに成長路線への転換を呼びかけ、最近は欧州委員会と対立する場面も目立っていた。
不良債権処理を巡る交渉も緊迫したと報じられている。